トップ 病院紹介 診療室より 平成26年度市広報掲載分 地域包括ケア病棟がスタートしました

地域包括ケア病棟がスタートしました

健康ガイド 診療室から 今回の先生

内科部長兼地域包括ケア病棟責任者 三竹 愛子

敬老の日に「人口の4人に1人以上が65歳以上」とのニュースを耳にした方は多いのではないでしょうか。日本では世界に例を見ないスピードで高齢化が進行しています。そんな中、厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上になる2025年をめどに「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。これは、重度の要介護状態になっても自分らしい暮らしを住み慣れた地域で人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制を指します。その一環として「地域包括ケア病棟」の制度が今年度新設され、当院では今年8月から5階A病棟を地域包括ケア病棟として運用しています。
地域包括ケア病棟は、一つには急性期医療が終了し、すぐに在宅へ移行するには不安のある患者さんに対し、在宅復帰に向けた医療管理・看護・リハビリテーションを行うことを目的としています。院内はもとより県立多治見病院や東濃厚生病院などで急性期治療を終えた患者さんを受け入れています。在宅復帰に向けて、主治医・看護師・介護員・専従リハビリテーションスタッフ・ソーシャルワーカーなどが連携して患者さんやご家族の支援に当たっています。
もう一つには、在宅で療養中の患者さんの緊急入院の受け入れ先としての機能も期待されています。高度な医療が必要な場合は、急性期病床への入院が適当な場合もありますので、在宅療養を担当しておられる主治医の先生と緊密に連携を取りながら調整していきたいと考えています。最長でも60日という入院期間の制限がありますが、多職種の専門技術・知識と創意工夫で在宅復帰へ向けての架け橋となるべくスタッフ一同奮闘しています。オープンスペースでは、ご家庭でも続けることができる簡単な体操なども毎日行っており、ご家族の参加も大歓迎です。
入院のご相談は総合病院医療相談室までお願いします。

平成26年11月1日号広報ときより

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