トップ 病院紹介 診療室より 平成27年度市広報掲載分 臨床検査技師の役割

臨床検査技師の役割

健康ガイド 診療室から 今回の先生

検査部 技師長  可知 満恵

  病院では、病気の診断や治療をする上で必要となる、患者さんの体の情報を得るために、さまざまな検査を行います。代表的な検査の一つに「臨床検査」があり、この検査を正確・迅速に行うのが臨床検査技師です。
 臨床検査は、採取した血液や尿、便、組織などを調べる「検体検査」と、心電図や脳波など患者さんを直接調べる「生理機能検査」の二つに大きく分けられます。
 検体検査では、血液や尿などを調べることで病気の診断や治療の経過観察を行う生化学・免疫検査や、白血病などの血液疾患を診断する時に欠かせない血液検査、腎障害などの診断に役立つ尿の一般検査などを行います。また、インフルエンザウイルスや病気の原因となっている細菌などを検出・特定し、それらに対しどのような薬が有効かを調べたり、病理医の下、手術で摘出された臓器・組織の診断や、痰たんや尿からがん細胞などを見つけ出したりしています。
 生理機能検査は、心臓の病気の診断に役立つ心電図検査や心臓超音波検査、意識障害やてんかんが疑われるときに行われる脳波検査、肺の病気の診断や重症度の確認のための肺機能検査などがあります。最近では睡眠時無呼吸症候群を診断するための終夜睡眠ポリグラフ検査も導入しています。生理機能検査は検体検査とは異なり、患者さんと対面し患者さんの様子を見ながらできる貴重な検査です。
 現在の医療はチーム医療を基本としており、医師を中心に各専門医療職が一丸となって、患者さんの診断・治療に当たっています。その中で臨床検査技師は、医師の指示の下、検体や患者さんの体から正確な検査情報を取得し、的確な分析・評価を行うことにより、診断・治療の一翼を担っています。
 病院内で患者さんとお会いする機会は少ないですが、検査データなどのご説明もさせていただきますので、お気軽に中央検査室をお訪ねください。
 

平成27年9月1日号広報ときより
 

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