令和2年度当初予算の概要
国の新年度予算案は、一般会計の総額が102兆6,580億円(対前年度1兆2,009億円、1.2%増)で、これまでの「歳出改革の取組みを継続」しつつ、「消費税増収分を活用した社会保障の充実」と「経済対策の着実な実行」を進める、経済再生と財政健全化を両立する予算とされています。
一方、地方財政については、「人づくり革命の実現や地方創生の推進」、「地域社会の維持・再生」、「防災・減災対策」等に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方交付税などの一般財源総額は、前年度を上回る63兆4,318億円(対前年度7,246億円、1.2%増)を確保することとしており、地方税が増収となる中で、地方交付税総額は、16兆5,882億円(対前年度4,073億円、2.5%増)を確保したとされています。
現在、日本は急速に少子高齢化が進行し、これから本格的な人口減少時代を迎えます。土岐市においても同様で、高齢化による医療や年金などの社会保障費の増大、少子化による生産年齢人口の減少や消費市場の縮小化など、大きな社会的課題が迫っています。
こうした課題に対応するため、土岐市では、第6次総合計画に掲げるまちの将来像「人と自然と土が織りなす 交流文化都市」の実現に向け、「支え合い安心できる暮らしづくり」、「環境と調和したにぎわいづくり」、「豊かな心と文化を育む人づくり」、「安全で快適な暮らしを支える基盤づくり」、「協働の仕組みづくり」の5つの基本目標の実現に向け、各施策に取り組んでいるところです。
第6次総合計画を踏まえたうえで、これら施策にメリハリをつけて推進するため、「笑顔を紡ぐ結のまち~愛着と誇りのもてるまちを、みんなで楽しくつくる~」をスローガンとした市長公約である、「愛着のもてる まちづくり」、「地域を支える ひとづくり」、「地域住民の いきがいづくり」の3本を柱とし、次のとおり予算を編成しました。
令和2年度土岐市の当初予算額は、一般会計が226億4,000万円(前年度比7億円減、3.0%減)、特別会計が128億6,290万9千円(前年度比1億6,363万円減、1.3%減)、企業会計が79億7,854万6千円(前年度比44億5,747万4千円減、35.8%減)、総額は、434億8,145万5千円(前年度比53億2,110万4千円、10.9%減)となっております。
会計名 | 本年度予算 | 前年度予算 | 比較 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|---|
一般会計 | 22,640,000 | 23,340,000 | △700,000 | △3.0 | |
特別会計 | 国民健康保険 | 5,755,945 | 6,057,163 | △301,218 | △5.0 |
駐車場事業 | 64,564 | 137,145 | △72,581 | △52.9 | |
介護保険(保険事業勘定) | 6,112,175 | 5,992,130 | 120,045 | 2.0 | |
介護保険(サービス事業勘定) | 18,044 | 18,420 | △376 | △2.0 | |
土岐市・瑞浪市介護認定審査会 | 41,799 | 41,554 | 245 | 0.6 | |
土岐市・瑞浪市障害者総合支援認定審査会 | 5,923 | 5,765 | 158 | 2.7 | |
後期高齢者医療 | 864,459 | 774,362 | 90,097 | 11.6 | |
計 | 12,862,909 | 13,026,539 | △163,630 | △1.3 | |
企業会計 | 病院事業 | 2,259,935 | 6,595,070 | △4,335,135 | △65.7 |
水道事業 | 2,789,354 | 2,717,211 | 72,143 | 2.7 | |
下水道事業 | 2,929,257 | 3,123,739 | △194,482 | △6.2 | |
計 | 7,978,546 | 12,436,020 | △4,457,474 | △35.8 | |
合計 | 43,481,455 | 48,802,559 | △5,321,104 | △10.9 |