財政健全化判断比率及び公営企業資金不足比率について
平成19年度に「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」が施行され、地方公共団体は実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率及び公営企業の資金不足比率を算定し、公表することになりました。平成20年度の本市の各指標は以下のとおりです。
補足 | 実質赤字比率 | 連結実質赤字比率 | 実質公債費比率 | 将来負担比率 |
---|---|---|---|---|
なし | なし | なし | 13.4 | 10.4 |
(早期健全化基準) | 13.02 | 18.02 | 25.0 | 350.0 |
(財政再生基準) | 20.00 | 40.00 | 35.0 | なし |
会計名称 | 資金不足比率 | 備考 |
---|---|---|
下水道事業特別会計 | なし | 特記事項無し |
農業集落排水事業特別会計 | なし | 特記事項無し |
水道事業会計 | なし | 特記事項無し |
病院事業会計 | なし | 特記事項無し |
実質赤字比率、連結実質赤字比率及び各公営企業の資金不足比率はない(黒字である)ため「なし」と表示しています。
(注:各指標の詳細については添付のPDFファイルをご覧ください。)
実質公債費比率については、下水道事業の公債費が減少したことなどにより単年度の比率は11.9%と19年度単年度と比べ2.2ポイント改善しました。ただし、実質公債費比率は3ヵ年の平均値を採用するため、その改善幅は0.4ポイントにとどまっています。
将来負担比率は前年度に比べ16.3ポイント低い、10.4%となりました。この大きな改善は、全会計の地方債現在高の合計が約28億円減少したことによります。
本市は実質赤字比率、連結実質赤字比率及び資金不足比率はなく、実質公債費比率及び将来負担比率も早期健全化基準を下回っており、各指標上では健全段階であるといえます。しかし、平成21年度は市の貯金である基金を取崩さないと予算を編成できない状況であり、また今後新土岐津線整備事業や給食センター建設事業、学校耐震補強事業など大型事業に着手することで支出が増える傾向にあるため、一層の財政の健全化に取り組んでいく必要があります。