市長の部屋

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1004907 

印刷大きな文字で印刷

市長あいさつ

写真:土岐市長 加藤淳司

-皆さんといっしょに考え、育みながら- 愛着と誇りをもてるまちへ

土岐市は岐阜県の東南部、名古屋市から北東へ約40Kmに位置する緑豊かなまちです。また、約1400年前、飛鳥時代に焼かれた須恵器に始まる「美濃焼の街」として今もその文化を伝え、大小200を超える窯元が生み出す意匠多彩な陶磁器は、生産量日本一を誇ります。さらに近年では、3つのインターチェンジを備える高速道路網の結節点として大型商業施設や企業の進出が続き、交流人口が大きく増加しています。

さて、この4年間は、新型コロナウイルス感染症対策と並走しながら、産業・文化・自然といった地域資源や交流人口を生かしたまちづくりを進めるとともに、まちの地力につながる取り組みとして、読書推進事業(人づくり)や全世代健康寿命延伸事業(生きがいづくり)といった人への投資を積極的に行ってまいりました。
引き続きこれまでの取り組みを土台に、デジタル田園都市国家構想やグリーントランスフォーメーションの実行といった国や社会の動きをしっかり見極めながら、アフターコロナや地域の課題に向き合い、「愛着と誇りをもてるまち」の実現に向けて、次の3つの柱に基づいた施策を進めてまいります。

愛着のもてるーまちづくり
社会の変化や情報技術の発展により、暮らしの中での地域との関係は様変わりしました。それでも地域を大切にすることは、幸せや安心のために代えることはできないのではないでしょうか。子どもが健やかに成長する環境づくりや、仕事と家庭が両立できる環境づくりに努めるとともに、土岐市の豊かな歴史や文化資源、地域産業の振興により活力と魅力を生み出し、コミュニティーの再生や相互扶助による地域防災力の充実強化、駅周辺の再生まちづくりなどを進めてまいります。

地域を支えるーひとづくり
物質的な豊かさから精神的な豊かさを求める時代へ変化したといわれています。変わり続ける時代に地域を支えるには、教育や地縁など文化の基盤が必要です。教育環境の向上や読書推進により次世代を担う人、ふるさとを大切にする人を育てることで、地域を支えるひとづくりを進めます。

健やかでいきがいのもてるー暮らしづくり
全ての世代がいつまでも健康で暮らせるよう、「ときげんきプロジェクト」をさらに推し進めるとともに、学びやスポーツに親しむ機会の充実、お年寄りが住み慣れたまちで自分らしく暮らすことができる仕組みづくり、新病院の設置などによる地域医療体制の確保充実を図ることで、健やかでいきがいのもてる暮らしづくりを実現します。また、地域のデジタル化、行政のプロフェショナルの育成、メリハリのある財政運営などを通じて、持続可能な行政サービスを推進します。

新しい時代にあった地域社会に向けて私が大切にしたいことは、思い描くまちの姿を皆さんといっしょに考え、育むという姿勢です。コロナ禍で傷ついたコミュニティーの再生など、共に地域に暮らす私たちの“支え・支えられる”つながりの循環が、「愛着と誇りをもてるまち」の源泉となるのではないでしょうか。
皆さんの声を大切に、土岐市のさまざまな可能性が花開くよう市政に取り組んでまいります。

令和5年5月 土岐市長 加藤淳司

市長の活動日記