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市長あいさつ

写真:土岐市長 加藤淳司

「笑顔を紡ぐ結のまち」
-愛着と誇りの持てるまちを、みんなで楽しくつくる-

平成から令和へと新しい時代の幕が開けた今年、本市でも3月に新庁舎が完成し、新時代に向け新たなスタートを切ることとなりました。皆さんが希望や夢を描いていらっしゃる令和時代の舵取りを任された市長として、意気揚々とした気持ちになる一方、人口減少や超高齢化が進む厳しい現実に向き合う市政の重責を担うこととなり、身の引き締まる思いでもあります。

さて、表題に掲げたスローガンは、私が目指したい土岐市の将来像であり、その道程です。かつて私たちの社会はお互いの助け合いに支えられた、いわゆる共助と互酬の社会でしたが、個人個人のニーズが金銭的な対価を払うことで、また、公のサービスを受けることで満たされてきた結果、共助や互酬の社会は薄れてきました。地域コミュニティーの維持は年々困難さを増し、孤独死や孤立した貧困家庭など様々な問題が表面化しつつあります。

私はこうした問題を解決し、冒頭に掲げたまちの姿、新しい時代にあった、新しい形の地域社会を皆さんと一緒につくりあげるため、次の3つの理念に基づいた施策を進めます。

愛着のもてる まちづくり
人は自身が愛情を注げば注ぐほどその対象に愛着がわくものではないでしょうか。私たちのまちの伝統や文化に、産業や自然に、そして共に暮らす人たちに、みんなが関心を持ち、関わり合う仕組みを構築し、愛着と誇りをもてるまちづくりを進めます。

地域を支える ひとづくり
次世代を担う人間力のある人材を育成するため、教育環境の向上に努めます。また、地域に眠る資源や人の掘り起しと地域の様々な活動の支援を通じて、地域を支えるひとづくりを進めるとともに、そうした市民の皆さんと力を合わせ、知恵を出し合い、率先してまちづくりに取り組む職員の育成に努めます。

地域住民の いきがいづくり
伝統や文化を大切にすること、それは人生の先輩からの教えなくしてはできません。高齢者が安心し、健康で生きがいをもって暮らせるまちを目指して、医療機関と連携し、包括的なケアシステムを構築するとともに、就労、学習、趣味、スポーツなど多様ないきがいづくりをサポートします。

このようなまちづくりを市民の皆さんと、なによりも楽しい思いを共有しながら進めていきたいと願っています。最後に、なぜ「楽しい」ことに私が思いを寄せるのか、お伝えしたいと思います。
「うまくいくからうれしい(楽しい)のではなく、うれしい(楽しい)からうまくいく」これはフランスの哲学者アランの言葉です。困難な時代であっても、逆にむしろそうであるからこそ、笑顔で楽しく取り組むことで、思い描いた未来を手にすることができると信じています。市民の皆さんのご支援、ご指導どうぞよろしくお願いいたします。

土岐市長 加藤淳司

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