適正体重を維持しよう
体重は、健康と栄養状態のバロメーターとなります。肥満はがんや循環器疾患(心疾患や脳血管疾患など)、糖尿病などの生活習慣病の原因となります。また、やせ過ぎは、低出生体重児出産や骨粗しょう症のリスクがあり、高齢者では、虚弱となるリスクがあります。健康な生活を送るために、自分の体格を知り、適正体重を維持できるようにしましょう。
BMIを計算して自分の体格を知ろう
BMIとはBody Mass Indexの略で、肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数のこと。体重と身長からもとめることができます。
BMIの計算方法
BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
計算例
体重50キログラム、身長155センチメートルの方の場合
BMI=50(キログラム) ÷ 1.55(メートル) ÷ 1.55(メートル)=20.8
BMIの判定
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、健康の保持・増進、生活習慣病の予防の要素の一つとして目標とするBMIを以下のように設定しています。
自分のBMIが下表の範囲に入っているか確認してみましょう!
年齢 | 目標とするBMI |
---|---|
18~49歳 | 18.5~24.9 |
50~64歳 | 20.0~24.9 |
65~74歳 | 21.5~24.9 |
75歳以上 | 21.5~24.9 |
適正体重を計算してみよう
目標とするBMIをもとに、適正体重を計算してみましょう。
適正体重(キログラム)=身長(メートル)×身長(メートル)×目標とするBMI
<計算例>
45歳、身長172センチメートルの場合
適正体重(キログラム)=1.72(メートル) × 1.72(メートル) × 18.5~24.9=54.7~73.7(キログラム)
適正体重を維持するには?
エネルギーの摂取量と消費量のバランスによって、体重が変わり、BMIも変動します。
エネルギー摂取量=エネルギー消費量 ⇒ 摂取量と消費量が等しいと体重は変わりません
エネルギー摂取量>エネルギー消費量 ⇒ 摂取量が消費量が上回ると体重が増えます
エネルギー摂取量<エネルギー消費量 ⇒ 消費量が摂取量を上回ると体重が減ります
定期的に体重をはかり、エネルギーバランスが取れているかチェックしましょう。
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