カモシカを見かけたら
カモシカとは
カモシカ(ニホンカモシカ)は、昭和30年に国の特別天然記念物に指定され、文化財保護法によって地域を定めず保護されている動物です。本来は山間部に生息していますが、近年は市街地でも確認されています。
- 分類
偶蹄目ウシ科ヤギ亜科に分類される日本固有種の哺乳類です。
- 体形
成獣の体長は1~1.2m、体重は30~40kgです。
鼻の下に分泌腺をもち、分泌物を木などにこすりつけてマーキングを行い、なわばりを主張します。発達した分泌腺が目のように見えることもあります。
- 繁殖
2.5歳頃に成熟し、交尾期は9月から11月頃、出産は4月から6月頃です。
- 食性
主に木の葉や笹などを採食する草食動物です。農作物や林木が食害を受けることもあります。
- 習性
基本的に単独行動をとります。なわばりを形成するため、同じ場所で同じ個体を見かけることも多いです。
ウシと同じように胃が4つあり、反芻を行います。反芻中は動かず休みます。



カモシカの見分け方
土岐市内には、カモシカだけでなく、シカ(ニホンジカ)も多く生息しています。
共に大型の草食哺乳類であるため、両者を誤認する例がみられます。
市内でカモシカを見かけたら
突然カモシカに遭遇した場合、大きさにびっくりするかもしれませんが、カモシカは基本的に温厚で臆病な動物なので、慌てなくても大丈夫です。
以下の点に注意をして、表を参考に対応してください。
- 必要以上に近づかない。
- カモシカを驚かせない、刺激しない。
- カモシカの逃げ道をふさがない。
カモシカ対応表
カモシカの状態 | 発見場所 | 対応方法 |
---|---|---|
(1)病気や怪我がなく、自力で立てる | ア 住宅地、道路、山 |
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イ 畑 |
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ウ ダム、堰堤、用水路等に落ちる、柵等に挟まるなどして動けなくなっている |
|
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(2)近づいても立たない、病気や怪我により自力で動けない。 |
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|
(3)死亡している |
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※怪我や刺激でパニックに陥ると、突進や角で攻撃をしてくる可能性があります。
※立ち止まって、じっと見てくる個体もいますが、しばらくすると自分から逃げていきます。
※感染症を持っていることがあります。また、人に触られることを非常に嫌うので、カモシカの状態を問わず、絶対に触らないようにしてください。
※カモシカは特別天然記念物というだけでなく、野生動物です。怪我や病気の場合であっても、原則的に保護(捕獲や治療)は行えません。

・近づいても立たないが、怪我や病気は負っていない
↓
見守っている間に山へ帰っていきました

・柵に挟まってしまい自力で抜け出せない
・柵の先が落差の激しい暗渠に落ち込んでいて危険
↓
例外的に一時捕獲し山に放獣しました
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電話番号:0572-54-1238(直通)
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