カモシカを見かけたら

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ページ番号1003245  更新日 2024年12月18日

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カモシカとは

カモシカ(ニホンカモシカ)は、昭和30年に国の特別天然記念物に指定され、文化財保護法によって地域を定めず保護されている動物です。本来は山間部に生息していますが、近年は市街地でも確認されています。

 

  • 分類

偶蹄目ウシ科ヤギ亜科に分類される日本固有種の哺乳類です。

  • 体形

成獣の体長は1~1.2m、体重は30~40kgです。

鼻の下に分泌腺をもち、分泌物を木などにこすりつけてマーキングを行い、なわばりを主張します。発達した分泌腺が目のように見えることもあります。

  • 繁殖

2.5歳頃に成熟し、交尾期は9月から11月頃、出産は4月から6月頃です。

  • 食性

主に木の葉や笹などを採食する草食動物です。農作物や林木が食害を受けることもあります。

  • 習性

基本的に単独行動をとります。なわばりを形成するため、同じ場所で同じ個体を見かけることも多いです。

ウシと同じように胃が4つあり、反芻を行います。反芻中は動かず休みます。

写真:カモシカ
工場に迷い込むカモシカ
写真:カモシカ2
様子を窺うカモシカ
写真:カモシカ3
へたり込むカモシカ

カモシカの見分け方

土岐市内には、カモシカだけでなく、シカ(ニホンジカ)も多く生息しています。

共に大型の草食哺乳類であるため、両者を誤認する例がみられます。

見分け表

市内でカモシカを見かけたら

突然カモシカに遭遇した場合、大きさにびっくりするかもしれませんが、カモシカは基本的に温厚で臆病な動物なので、慌てなくても大丈夫です。

以下の点に注意をして、表を参考に対応してください。

  • 必要以上に近づかない。
  • カモシカを驚かせない、刺激しない。
  • カモシカの逃げ道をふさがない。

カモシカ対応表

 

カモシカの状態 発見場所 対応方法
(1)病気や怪我がなく、自力で立てる ア 住宅地、道路、山
  • そのまま、見守ってください。帰巣本能がある動物なので、大抵の場合は山に帰って行きます。
  • 車の往来が激しい道路など、交通安全上危険な場所であれば、担当課までご連絡ください。
  イ 畑
  • 作物を食害されるようであれば、カモシカに直接的な危害を加えないよう、追い払ってください。興奮して向かってくる可能性もありますので、十二分に注意し、距離を取ってください。
  • 畑の周囲に柵等を設置して、カモシカが中に入らないようにしてください。
  ウ ダム、堰堤、用水路等に落ちる、柵等に挟まるなどして動けなくなっている
  • 人が接近すると、カモシカが無理矢理逃げようとして、より困難な状況になるので、近づかないように注意し、担当課までご連絡ください。人にとっても危険な場所なので、助けようとして近づくのは控えてください。

(2)近づいても立たない、病気や怪我により自力で動けない。

 
  • 反芻のために休んでいる可能性があるので、病気や怪我が確認できない場合は、しばらく様子を見てください。
  • 病気や怪我などにより、自力で立てない場合は、触らず、動かさず、担当課までご連絡ください。
(3)死亡している  
  • 死体の検視と回収を行いますので、死体をできるだけ動かさないようにして、担当課までご連絡ください。

※怪我や刺激でパニックに陥ると、突進や角で攻撃をしてくる可能性があります。

※立ち止まって、じっと見てくる個体もいますが、しばらくすると自分から逃げていきます。

※感染症を持っていることがあります。また、人に触られることを非常に嫌うので、カモシカの状態を問わず、絶対に触らないようにしてください

※カモシカは特別天然記念物というだけでなく、野生動物です。怪我や病気の場合であっても、原則的に保護(捕獲や治療)は行えません。


座るカモシカ
人の助けがいらない例
・近づいても立たないが、怪我や病気は負っていない
 ↓
見守っている間に山へ帰っていきました
柵に挟まるカモシカ
人の助けが必要な事例
・柵に挟まってしまい自力で抜け出せない
・柵の先が落差の激しい暗渠に落ち込んでいて危険
 ↓
例外的に一時捕獲し山に放獣しました

連絡先

文化振興課文化振興係

電話番号:0572-54-1238(直通)

このページに関するお問い合わせ

産業文化部 文化振興課
〒509-5192 土岐市土岐津町土岐口2101
電話:0572-54-1238
ファクス:0572-55-7763
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