プロジェクト参加メンバーの取り組み状況のご紹介(4)
B社の事例
B社ではガス窯と電気窯の両方を使って、多種多様な陶磁器製品を焼成をされています。電気窯は燃料ガスを燃やして直接二酸化炭素を排出するわけではありませんが、現状では1kWh当たり約0.4kgの二酸化炭素を排出していることになります。製品の半数ぐらいを焼成している電気窯での省エネ化から着手され、焼成温度の低温化に取り組まれています。その中でも植木鉢については、釉薬に使うガラス原料の組成を変更することで、これまで1050℃で焼成していた釉薬が800℃でも従来製品と同等の品質になることがわかりました。素地の強度なども考慮して、現在は850℃での焼成を検討されています。200℃の低温化ができれば電力使用量を30%ほど低減できることもわかり、製品化に向けて取り組みを進められています。
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産業文化部 陶磁器試験場・セラテクノ土岐
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