細野のシデコブシ自生地

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ページ番号1003331　 更新日 2023年2月28日

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シデコブシは4月上旬頃、葉が開く前に径8～12センチで香りがあり、白又はピンクの9～18花弁とがくの区別がつけにくい花をつける。土岐市内においては比較的容易に見られるため、その貴重さは見過ごされがちだが、コブシの仲間は花の咲く植物としては、最も原始的な花のつくりをしたもので、古い起源のものである。このシデコブシは、もともと中国より輸入された園芸植物と思われていたが、日本固有の種で、岐阜県東濃地方と愛知県三河地方を中心とした狭い範囲の日当たりの良い丘陵地の湿地や谷筋に生き残った大変貴重な植物である。
鶴里町細野地区のシデコブシは、海抜426メートル付近の西斜面に接した湿地に、3～6メートルの高さの株が数10株群生し(1株3～15本の株立ちからなっている)他に類例を見ないほどの大規模なものである。

所在地

土岐市鶴里町細野

指定年月日

平成5年1月22日指定