平和の誓い(全文)

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ページ番号1010227  更新日 2026年8月17日

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平和の誓い

私たちは普段、平和について深く考える機会があまりないかもしれません。毎朝起きて学校へ行き、友達と話し、家族と食事をする。そのような日常が私たちにとって当たり前のように感じます。しかし、世界に目を向けてみると、私たちが歩んでいる日常がかけがえのない貴重なものであると気づかされます。

私はテレビでウクライナの戦争のニュースが流れた時、自分には関係ないと思って見ていました。しかし、調べてみると、2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、現在も多くの人々が苦しい生活を送っていることが分かりました。

 ニュースでは、爆破によって壊された建物や避難する人々の様子が映し出されていました。中でも私の心に残ったのは、私たちと同じくらいの歳の子どもたちの姿です。子どもたちは何も悪いことをしていないのに、突然それまでの生活が失われていました。学校で勉強することも、友達と遊ぶこともできなくなり、安全な場所を求めて避難しなければならなくなったのです。また、大切な家族や友人と離れ離れになってしまった人が多くいます。今までは当たり前だった生活がなくなってしまうことは想像するだけでも怖いことです。そのような状況の中で生活している子どもたちのことを考えると、とても胸が苦しくなりました。

 私はこれまで、平和とは戦争がない状態だと思っていました。しかし、今回調べてみて、平和とはそれだけではないと考えるようになりました。安心して暮らせる場所があること、家族と一緒に過ごせること、学校で勉強できること、自分の夢や目標に向かって努力できることも平和の一部だと思いました。どれも私たちにとっては当たり前に感じることですが、世界にはそれが当たり前ではない人たちが多くいることが分かりました。

 では、私たちにできることは何でしょうか。平和とは誰もが安心して生活できる状態のことだと思います。私たち高校生には戦争を直接止めることはできません。しかし、平和な世界をつくるためにできることはたくさんあると思います。

 その一つが、相手の立場や考えを理解しようとすることです。学校生活では、意見の違いや性格の違いによってトラブルが起こることがあります。しかし、自分と違う考えを持っているからと言って相手を否定したり、仲間外れにしたりしてしまうと、新たなトラブルに発展してしまいます。世界で起きている戦争も、お互いを理解しようとしないことが原因の一つになっているのではないでしょうか。そのために、まずは、身近な人の話をしっかり聞いたり、相手の気持ちを考えて行動したりすることが大切だと思います。また、ニュースや平和学習を通して世界で起きている出来事に関心を持つことも大切だと思います。

 日本国憲法の前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」と書かれています。また、憲法第九条では戦争の放棄が定められています。私は、戦争を経験した人々の「二度と同じ悲しみを繰り返してはいけない」という強い願いが憲法に込められていると思いました。しかし、平和は、憲法があるからと言って、守られるものではありません。一人一人が平和の大切さを理解し、行動することで初めて守られていくものだと思います。

 私たちの学校では、10月に沖縄への修学旅行があります。そこで、ひめゆりの塔やひめゆり平和祈念資料館に行く予定です。私たちと同じように学校生活を送り、将来への夢や希望を持っていた人たちが、戦争によってその未来を奪われてしまった無念な気持ちを心に刻みたいです。また、実際にその場所を訪れることで、教科書やニュースだけではわからない当時の人々の苦しみや恐怖、そして平和への願いを感じてきたいです。そして、戦争は過去の出来事として終わったものではなく、今も世界のどこかで起きている問題だということを忘れずに、平和の大切さについてさらに考える機会にしたいです。

 私は、世界中の子どもたちが安心して暮らして、学校へ通い、友達と笑いあいながら生活できる世界になってほしいと思います。そのために、まずは世界で起きている出来事に関心を持ち、自分にできることを考えていきたいです。そして、身近な人を大切にし、思いやりの心を思って行動していきたいと思います。今回平和について考えたことで、今の

生活が決して当たり前ではないことを学びました。この学びを心に刻み、平和な未来を築くために、自分にできることを一つ一実践していきたいです。

令和八年八月十五日

岐阜県立土岐紅陵高等学校

二年 片野 美空

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