火災の原因別 防火のポイント

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ページ番号1001655  更新日 2023年12月5日

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火災は身近なものが原因で起こっています。そしてほとんどは火の取り扱い不注意や不始末によるものです。
被害を少なくするために火災が起きる原因を知り、日ごろから防火意識を高めましょう。

写真:伊佐治里彩さんの作品
泉中学校2年 伊佐治里彩さん

たばこ

建物火災の出火原因のうち約1割がたばこです。
発生経過でみると、『投げ捨て』が最も多く、次いで『火種の落下』となっており、大半は喫煙者の不注意により発生していると言えます。
喫煙者の方は小さくても火を扱っているということを自覚しましょう。

  • 寝たばこ・くわえたばこ・投げ捨てはしない。
  • 必ず灰皿のあることろで吸う。
  • 灰皿の中には水を入れておく。
  • 灰皿はいつもきれいにし、吸い殻をためない。
  • 吸いがらは、火が消えたことを確認してから捨てる。

たばこの吸い殻のイラスト

コンロ

建物火災で最も多いのがコンロからの出火で、出火原因のほとんどが『消し忘れ』です。
また身につけている衣服に燃えうつる『着衣着火』も増えています。
てんぷら油からの火災は絶対に水をかけてはいけません。
非常時に備えて消火器を準備しておきましょう。

  • 火をつけたらその場を離れない。
  • 周囲に燃えやすいものを置かない。
  • コンロは壁から離して置く。
  • てんぷら油の過熱に注意する。
  • 古いゴム管は早くとりかえる。
  • 使い終わったら必ず元栓を閉める。
  • バーナーがつまらないように定期的に掃除をする。

揚げ物を放置して電話する女性のイラスト

石油ストーブ

ストーブを洗濯物の乾燥に使用したために出火したケースが多くなっています。
暖房器具として広く普及しているストーブですが、不注意や誤った取り扱いが原因で火災が発生しています。シーズンの使い始めには点検整備をお忘れなく。

  • カーテンなどの燃えやすいものの近くにストーブを置かない。
  • 外出する時や寝るときは必ず火を消す。
  • 給油や持ち運びは必ず火を消してから行う。
  • ストーブの上に洗濯物を干さない。
  • 燃料の入れ間違いに十分注意する。
  • カートリッジ式タンクのキャップは確実に閉める。
  • 地震や転倒時の安全機能が付いたストーブを使用する。

洗濯物がストーブに落下し、引火したイラスト

電気製品・配線

電気ストーブやコタツは見た目には直火がなく安全に思えますが、暖房器具であり高熱を発することを忘れず、燃えやすいものから離すなど注意が必要です。
日ごろから配線の点検・掃除も適切に行いましょう。

  • 電気ストーブの周りに燃えやすいものは置かない。
  • コタツの中に衣類を入れない。
  • たこ足配線をしない。
  • 電気配線の上に重い物を置かない。
  • 普段見えないところにあるコンセントのほこりを掃除する。
    (たまったほこりが水分を吸ってショートし発火・発熱するトラッキング現象が起こる危険があります。)
  • 傷んだ電気コードは使用しない。
  • 長いコードを束ねて使用しない。
  • プラグを抜くときはコードを引っ張らない。

(注)配線器具などには安全に使用できる電気の量(定格容量)が表示されています。
定格容量を超えた電化製品をつなげてしまうと、過熱して火災の原因となることがあります。
電化製品には消費電力が表示されていますので、消費電力の合計が配線器具の定格容量を超えないようにしましょう。

たこ足配線のイラスト

放火

放火による火災が後を絶ちません。近年、放火・放火の疑いが火災発生原因の1位となっています。
放火は人通りの少ない時間帯、人目の少ない場所で発生しています。
地域の住民が放火に対する危機意識を持ち、『放火されにくい環境』を作ることが大切です。

  • 家の周りに燃えやすいものを置かない。
  • ごみは収集日に出す。
  • 物置や車庫、空家は施錠する。
  • 車両のボディカバーは防炎製品にする。
  • 門灯をつけるなど家のまわりを明るくする。
  • 共同住宅の廊下等共用部分には燃える物を置かない。
  • 地域ぐるみで「放火されない環境」をつくる。

放火犯のイラスト

火遊び

子供は身近な大人がすることに関心を示し、それをマネして遊びたがります。
子供が火に対して興味を持ち始めたら、叱るだけではなく火の大切さや恐ろしさを教え、正しい知識を与えてあげることが大切です。

  • ライターやマッチを子供の手の届く場所に置かない。
  • 花火遊びは水バケツを用意して、必ず大人が付き添う。
  • 風の強い日や空気の乾燥している日は花火やたき火をしない。
  • 子供だけでは火を取り扱わせない。
  • 子供の火遊びを見かけたら、注意してやめさせる。
  • 子供だけを残して外出しない。

火遊びをする子ども二人のイラスト

ろうそく・線香・アロマポット

仏壇のろうそくや線香を不安定な状態で置いてあったため倒れて着火、お供え物に手を伸ばした際に着衣に着火等が出火原因となっています。
また灯りや香りを楽しむアロマキャンドルが流行しており、それを原因とする火災が増えています。
これらは火の取り扱いを注意することで火災の発生を防ぐことができるものです。

  • 火をつけたらその場を離れない。
  • 可燃物をそばに置かない
  • 安定したろうそく立てを使う。
  • 火をつけたまま眠らない。

仏壇のろうそくが倒れ、燃えているイラスト

太陽光線

太陽光が収れん(光の束が一点に集まること)して起こる火災を『収れん火災』と呼んでいます。
虫眼鏡で太陽光線を集めて、紙に穴をあけたことがある方もいるのでは?
同じ原理で、窓際に置いたペットボトルや金魚鉢などが原因で火災が起こっています。
家の中にレンズになるようなものがないか見回してみましょう。
(水槽・ペットボトル・凹面鏡・ステンレスボール・眼鏡・ガラス玉etc...)

  • レンズの働きをするものを直射日光のあたる場所に置かない。
  • 太陽の位置が低く日差しが部屋の奥まで差し込んでくる夕方や冬はカーテンを閉める。
  • 化粧台の凹面鏡にはカバーをかける。

ペットボトルにより太陽光が収れんして発火しているイラスト

あなたの家庭では実行していないポイントがありましたか?
ひとつでも火災の原因となるかもしれません。
日ごろから家族で防火について話し合っておきましょう。

このページに関するお問い合わせ

消防本部 予防課
〒509-5112 土岐市肥田浅野笠神町3-11
電話:0572-54-3129 ファクス:0572-55-5406
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